花の金曜日の、はずだった。定時間近にSEが相談に来た。嫌な予感がする。
「この帳票、やっぱりPDFじゃなくてEXCELで出すようにしてくれます?来週月曜日に欲しいんですけど。」
おいおいおい、冗談はやめていただきたい。確かに、世の中にはPDFをEXCELに変えてくれるライブラリはある。あるけど、このプロジェクトの帳票ツールに、そんな機能無いんだよ。EXCELで出力するプログラムを一から組まなきゃいけないんだよ。それなりに時間かかるんだよ。現実見て発言してくれよ。。「無理だよ。顧客と調整して。仕様確定後の変更だし、ちゃんと変更管理してその工数顧客に見積もり出して。」
突っぱねる。SEは泡をくった顔をして「PMに相談してみます。」
と逃げていった。
別に、非協力的な態度をしたい訳では無いのだ。ただ、あまりに非常識なのだ。
日本のIT業界には、なぜかプログラミングもしたことが無いのにやたら高圧的だったり、無茶を言う、SEやら、コンサルやらがいるのである。この人達は必死だ。何に必死かって、自分の実績作りと権威を振りかざす事にひたすら必死だ。なぜって、作り方を学んでいないから、仕様を決めるとか、プログラミングするとか、テストするとか、そういう直接的なところに関われないのだ。自分が役に立たない事を自覚して、焦っているのだ。だから、システムを作るっていう本題とは程遠いところで、やれこんなドキュメントを作れだの、やれ上司に決裁はとったのかだの、なんとか自分の仕事を作り出そうとするのだ。そして、作った事が無いから、マネジメントも的がずれる。おかしなジャッジをしてしまう。リスクも察知できない。困ったものだ。口だけは達者で、流行りのIT用語を端々に散りばめながら、僕は知識が凄いんだぞ、と捲し立てる。「DX化」とか宣っているSE、コンサルは、ほぼほぼ偽物だと思って良い。
はぁっ、はぁっ、金曜、土日を潰されて最悪の気分、毒を吐いたところで今日はホットウィールのランドクルーザー80を開封。単品販売のおかげで何の躊躇も無く開けられる。嬉しい限りだ。
ランドクルーザー80は、1989〜1997年頃のモデル。最近マテルはトヨタ車を積極的に展開してくれている。
新金型に相応しいフロントの描画量。ランプをこれだけ丁寧に描いてくれると表情が豊かで良い。シルバーべた塗りのトミカも是非見習って欲しい。グリルガードやウインチといったオフロードを主張するパーツも、プラ成形ながら表現してある。素晴らしい。
グリルガードの影で見えないが、TOYOTAの文字も。
グレーのボディはちょっと地味な印象もあれど、スモーキーなウィンドウが効果的で上品な仕上がりに。ホットウィールではお馴染みfifteen52とGReddyのロゴ入り。ホイールがfifteen52かな。
リアにはスペアタイヤを搭載。フロントも含めてこのパーツの細かさ、と言えばDIMA氏デザインかと思いきや、やっぱりDIMA氏だった。
サンルーフもあり。
ベーシックでこのクオリティなら大満足。2ndカラーが既に楽しみ。