3インチのジャーナル

ミニカー、ゲーム、映画など、好きなもの中心の日記です。

映画 ゴーン・ガール

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仕事の納期が迫っているのに、スケジュールは遅延するばかり。こういうのって、「前倒しで完了しました!」っていうのを聞いた試しが無い。夜中まで頑張って仕事して、なんとか遅れを取り戻そうと、気持ちでは思っているものの、映画に耽る。こんな時に何悠長に映画観てるんじゃあ!っていう自分自身との葛藤もありつつ、なんだか頑張れない。ある種の現実逃避である。それでも30代前半くらいまでは、必死にもがいて仕事を終わらせようとしていたのに、歳も歳、おじさんになると、その気力すら湧かない。重症だ。明日をどう乗り切ろうか、なんと言い訳しようか、そんなどうしようもない方向に思考が行ってしまう。正直、会社の為に、社員の為に頑張るっていうのが馬鹿馬鹿しくなってしまったのかもしれない。考えることが多い昨今だ。

さて、そんなマインドで現実逃避がてら観たゴーン・ガール。監督はセブンで有名なデビッドフィンチャー監督。

(※以下ネタバレ含みます)

出会った当時は素敵だった夫が、仕事を辞め、母の病を理由に都会から地方に引っ越し、始めたバー経営も上手くいかず、と落ちぶれていく。挙げ句の果てにはバーの客と不倫する始末。そんなある日、妻が失踪する。家には妻が殺された事を示す様々な痕跡が。そしてそれは、徐々に犯人が夫である事を示していく。悲劇の夫は一転、妻殺害の容疑者に。ところが、これらは全て妻の計画だった。自らが殺されたかのように周到に偽装し、夫が殺人犯になるように仕向けたのだ。即ちそれが、落ちぶれて、自分の人生を惨めなものにした夫への復讐であると。身を隠して逃亡を図った妻も、強盗にあうトラブルでお金が無くなり、過去自身のストーカーだった男の元に身を隠す。しかし、最終的にはストーカーを殺害し、拉致されて逃げ出して来たことにして夫の元に戻ってくるのだ。夫はそれを知りながらも、結局2人は夫婦を続けることにしたのであった。

なんとも妻の思考、行動が恐ろしい映画であるが、それ以前に夫もどうしようもない。夫婦になるということは、互いに良い夫、良い妻であるよう努力し続けるべし!みたいな耳の痛い話である。

今の僕の仕事のやる気のなさを妻が知ったらどう思うだろう。年収を上げようと邁進していた結婚当初と比べて、呆れるだろうか?なんだか、気持ちが暗くなってしまった。映画そのものは面白かったですよ。